「だからあなたも生きぬいて」を読んで

メンタリストDaigoが薦める本ということで

ソッコーでアマゾンぽちして届いたのが一昨日。

 

実は届いたばかりのとき、いやーこれ勢いで買ったけど最後まで読めるかなーと思いましたん。

そう思いながらも夜中に1ページめくり始めて、気づいたら朝になってた笑

恥ずかしながら本読むスピード遅いし、最後まで本読めることは中々ないです、私です、はい。

 

そんな私が珍しく最後まで読了し、読み続けることができたこの本の書評を書いていこうと思います。

 

 

著者の大平光代さんは、中学時代のいじめ→自殺未遂→極妻→クラブ勤め→弁護士という波乱万丈の人生を歩んできました。

当時いじめといっても今ほどかばってくれる人は圧倒的に少なかった時代。

理解してくれる人はいなかったに等しかったはず。

いじめた人への復讐で行った自殺未遂。

やっと見つけられた友達も様々な事情を抱えた薬に手を出すような地元のヤンキー。

 

そして、そのヤンキーにすら自殺未遂のことを頭がおかしいと馬鹿にされついに極妻へと変わった。

しかし極妻になったばかりの彼女は当時16歳。

ここでも認めてもらえず背中に刺青を入れることに。

 

そして、両親に殴る蹴るなどをしていた彼女も大好きな祖母の死をきっかけに離婚。

その後、極妻ではなくなったもののクラブ勤めで両親との距離も空いたまま。

 

そんなときに出会った父の友人、大平さんから愛のある叱責を受け、改心。

 

そして、ここからがすごいんです。

ちゃんとした職に就こうといろんな会社を受けるも当時の学歴社会の中で、中卒の光代さんは全く受け入れてもらえず、大平さんのススメで資格を取ることになります。

 

宅建司法書士試験→司法試験という段階で受けるのですが、彼女は中卒。

当時司法試験は東大卒ですら難しいと言われていたのに一発合格したんです。

 

もちろん司法書士試験は一度落ちているようですし、それまでの勉強で挫折がなかった訳ではないと思います。

予備校へ通ったり大平さんから励ましや周囲の助けがあったからやれたことだと思います。

 

それでも、ほんとにこの根気は素晴らしいと思いました。

20歳過ぎている時点で中卒だともう手遅れじゃないの?と思うのが世の常です。

私が生まれる前後のときの話なので、今よりずっとずっとその風潮は強かったはず。

 

それでも勉強をやり抜く強さには、もう脱帽ですね。

でも親が…とか、時間が…とか、世間が…とか、やる気が…とか、

いつも言い訳ばかり並べている自分が恥ずかしくなりました。

やろうと思えば誰だってできる。けど言い訳並べてやろうとしていないだけの人はたくさんいて私もそのうちの1人。

 

大平さんの

「同じ人間なんだから自分にもできるはずと思いなさい。だけど中卒だから他の人の2倍も3倍も頑張らなけれいけない、そう思いなさい。一回で合格しなくてもいい。」

「いつまでも立ち直ろうとしないのは、あんたの責任や、甘えるな!」

という言葉が個人的には響きました。

 

最後に。

あなたはどのように今を生きぬきますか?

大平光代さんが立ち直ろうとしたときの時代から25年ほど経ち、また時代が変わろうとしている今。

お金をあまりかけずに勉強できる機会やコンテンツが増えています。

私はやりたいと思ったことや勉強に対して、もっともっと貪欲になって、自分の思いと向き合いながら生きぬいていこうと思います。

 

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では、また!